口臭に有効な成分

口臭に有効な成分を紹介します。口臭ケア製品には、洗口剤、歯みがき剤、スプレー、サプリメントなど多種多様のものが市販されています。それらに含まれている成分には以下の作用があります。

  • 口臭を引き起こす細菌に対する抗菌作用
  • 口臭の原因物質のVSC(揮発性硫黄化合物)を吸着や酸化させる消臭作用
  • 香料を使って嫌なにおいを覆い隠すマスキング作用

クロルヘキシジン(CHX)

クロルヘキシジンは、歯周病や虫歯の原因となる細菌に対して強い抗菌作用があり、粘膜に長い時間停滞します。薬用洗口液などで使われています。
ただし、長期間使用していると、歯や舌の着色や味覚傷害が発生する場合があります。

 

エタノール

エタノールには強い抗菌作用があり、口臭を抑制します。マウスウォッシュの中には25%を超える濃度をもつ製品もありますが、濃度が高くなると刺激も強くなります。濃度が高すぎると、口の中が荒れたり、味覚が低下したりすることがありますので注意が必要です。

 

塩化亜鉛

塩化亜鉛は洗口剤に多く含まれ、歯石の予防効果のほかに、比較的高い口臭抑制効果があることがわかっています。
塩化亜鉛には次のはたらきがあります。

  • 揮発性硫黄化合物(VSC)と結合することで非揮発性となるため、消臭効果がある。
  • 硫黄を含むアミノ酸と結合することで、揮発性硫黄化合物(VSC)の生成を防ぐ。
  • 細菌のタンパク分解酵素の働きを阻止する。

※揮発性硫黄化合物(VSC)とは、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド(硫化ジメチル) などを代表とする口臭原因物質のことです。

 

亜塩素酸ナトリウム(二酸化塩素)

亜塩素酸ナトリウムは、非常に強力な酸化剤として抗菌・抗ウィルス作用があり、揮発性硫黄化合物(VSC)、トリルメチルアミンなどの揮発性の物質を酸化させて消臭します。VSCの中でもにおいが強いメチルメルカプタンに対する口臭抑制効果が強いことが臨床試験で報告されています。

 

カテキン

カテキンには抗酸化作用抗菌作用があることが科学的に証明されていて、口臭抑制にも効果があります。また、小腸では悪玉菌を減らします。血管内では悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を予防します。

 

トリクロサン

トリクロサンには強い抗菌作用があります。歯みがき剤、洗口剤、薬用石鹸、洗顔剤、シャンプーなどのほかあらゆる日用品に使われています。

 

アントシアニン

アントシアニンとは、なす、ブルーベリー、紫さつまいもなどに含まれる紫色の色素のことです。アントシアニンには活性酸素を除去するはたらきを持っています。活性酸素が体内で過剰発生して酸化が進み、免疫細胞が破壊されると、体の免疫力が低下し、歯周病菌を繁殖させる環境ができてしまいます。しかし、アントシアニンのもつ抗酸化作用によって細胞が元気になり、歯周病の進行を抑えることができます。
アントシアニンは単独で摂取するより、野菜や果物に多く含まれるビタミンCや青魚に多く含まれるDHAなどと一緒に摂取すると相乗効果が得られるといわれています。

 

クマザサエキス

クマザサには、抗菌・殺菌効果のほかに、糖尿病・高血圧・心筋梗塞・脳梗塞予防、胃粘膜保護、肝臓の活性化、免疫力強化の効果があり、歯磨き剤やお茶などに使われています。
クマザサ(クマ笹・熊笹)はイネ科ササ属の1種で、クマザサの葉が持つ抗菌・殺菌効果から、日本では昔からおにぎりやお餅などの食べ物をクマザサの葉で包む習慣があり、現在でも笹寿司、 笹もち、ちまきなどに使われています。

 

エッセンシャルオイル

エッセンシャルオイルには、医薬品と同様に鎮痛作用、鎮静作用、抗菌作用などをもっているため、洗口剤や歯みがき剤などにも使用されています。抗菌作用消臭作用があり、口臭を抑制するはたらきを持っています。
口内での効果が期待できるエッセンシャルオイルには、ティートリー、ヒノキチオール、マスティック、ミルラ、カモミールなどがあります。中でもティートリー、ヒノキチオール、マスティックは広範囲の菌に対して強い殺菌力があり、歯磨き剤や口臭予防ガムなどで使われています。

 

ティートリー

ティートリー(ティーツリーともいいます)は、口内の細菌に対して殺菌力があり、歯垢の形成を抑えるため、口臭予防に有効です。健康な体の人にも存在する常在菌は殺菌されないため、人体には安全とされています。
ティートリーは、細菌や真菌に対して優れた抗菌力があり、古来より何千年もの間、けがや皮膚の治療などに使われてきたエッセンシャルオイルです。わずか0.5%〜1%未満の濃度に希釈した場合でも、幅広い種類の細菌や真菌に対して強い殺菌力がみられます。

 

ヒノキチオール

日本古来の樹種である青森ヒバは、優れた建材として使われ続けています。製材される過程で生じた廃材を水蒸気蒸留することで、青森ヒバ油と青森ヒバ留出水が得られます。この青森ヒバ油と青森ヒバ留出水に「ヒノキチオール」が含まれており、優れた抗菌性をもっています。
歯ぐきの腫れ、膿などに対して歯周病に効果があり、歯磨き剤などに使われています。

 

マスティック

マスティックは、ギリシャ南東部のヒオス島に群生するウルシ科のマスティック樹の樹液から抽出したエッセンシャルオイルです。
マスティックの樹液は時間の経過とともに硬くなり、この硬くなったこの樹液のかたまりをガムのように噛む習慣がありました。そのため、現地では、消化器系の疾患が少なく、口臭予防にもなっていたようです。
1998年には、マスティックが胃潰瘍の原因とされるピロリ菌に対して抗菌作用があるという論文が発表されています。口内では歯周病や虫歯の原因菌に効果があり、歯みがき剤、洗口剤、ガム、アメなどで使われています。

 

タイム

タイムには強い殺菌消毒作用があり、抗菌作用、抗ウィルス作用をもつフェノール類を多く含んでいるため、感染症に対して幅広く使われています。

 

ペパーミント

芳香性が強く、清涼感と爽快感があり、口腔領域では最もよく使われているエッセンシャルオイルです。高い抗菌作用があり、歯周病菌にも効果があることがわかっています。

 

ユーカリ

ユーカリは、クローブやティートリーと同じフトモモ科の植物です。ユーカリの葉には殺菌作用、抗炎症作用の強い1.8-シネオールが多く含まれています。歯周病予防薬としても研究され始めており、歯周病の原因菌に対して強い抗菌効果があることがわかっています。

 

ウィンターグリーン
ウィンターグリーンは、成分の99%がサリチル酸メチルで、主に肩こり用シップ薬や塗り薬に使用 されています。シップ薬独特のにおいはこの成分によるものです。
鎮痛作用や抗炎症作用があり、筋肉痛、神経痛、リウマチなど整形外科で使用されることが多い のですが、洗口剤にも使われています。

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